鳥取県議会議員広谷なおきの公式ホームページ。「なおちゃんのほっと通信WEB版」を配信。県政と住民との声の往復【広谷なおきの情報ひろば】

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鳥取県議会での一般質問

令和元年6月定例会

漁業振興について

広谷県議質問 本県はカニの水揚げ量日本一として「蟹取県(かにとりけん)」を標榜しいろいろなPRイベントを行い、観光客誘致を進めている。平成30年度の松葉ガニの漁獲は12月に漁獲可能量(TAC)の94%に当たる820㌧を水揚げして、年明けから品薄となり価格が高騰するなどの混乱が生じ、漁業者や、仲買、観光業者に影響が出た。これを県としてどう受け止めているのか伺う。

五輝星

【活動報告】H27年にブランド化された最高級松葉ガニ「五輝星」。「蟹取県」のシンボル的存在。同年2月議会での広谷議員の質問を受けて実現した。

平井知事答弁 昨年12月の段階でほとんど取り尽くしてしまい、年明けから自主規制の強化を行ったが、価格が乱高下する結果を招いた。宿泊施設なども毎日毎日の漁獲状況を連絡し、仲買と観光事業者との仲立ちを県がするなどの対応を行ったが色々と課題の残った年だったと感じている。

沖合底引網船1

【活動報告】沖合底引網漁は6月~8月は休漁期。この間、ドックや化粧直しをして9月1日に備える。

質問 県は4月の県沖合底引網漁業協会の役員会で、松葉ガニの安定供給に向けて、自主規制などのルール作りや個別漁獲方式(IQ)の導入を要望したとのことだが、漁業関係者の反応はどうだったのか。またルール作りも漁業者だけでなく、仲買、宿泊施設、観光事業者などとも話し合う必要あると思うが、併せて伺う。

知事答弁 4月19日に沖合底引網漁業者の集まりにおいて沖合底引網漁船ごとの割り当て(IQ)導入、甲羅幅をこれまでの9.5センチからもっと大きくするなどの規制について提案した。直ぐにも決まる話ではなく継続して協議して行く。また因但協議会において但馬側や、さらに観光関係、宿泊関係の方々とも夏以降に説明を行い、昨年度の反省を踏まえて対応をとって行きたい。

沖合底引網船2

【活動報告】岩美町網代港の沖合底引網漁船。県は「浜の活力再生プラン」で新造船支援を行っている。

質問 排他的経済水域内での松葉ガニ、赤ガレイなどの保護育成場の造成が、国の直轄事業の「フロンティア漁場整備事業」として平成 年から行われており、県も年間4000万円を負担している。この事業の効果はどうだったのか、また3年後の事業終了後はどのように考えているのか所見を伺う。更に県全体の水産業振興の基本計画を策定する必要があると思うが、併せて伺う。

知事答弁 「フロンティア漁場整備事業」のおかげで、例えば松葉ガニは300㌧であったものが昨年は899㌧にまで増えるなど一定の効果が得られたと考えている。令和3年度以降は、国や兵庫県・島根県との共同事業でもあるので、今後相談して行く。今後の本県の漁業全般の計画については「浜の活力再生プラン」と言う計画があり、代船建造、栽培漁業、沿岸漁業、「瑞風」向けの観光地引き網など色々とやるべきことを盛り込んでいく。

監査委員

【活動報告】7月29日(月)、鳥取県監査委員として、東郷湖周辺の浸水対策事業を視察。

和牛振興について

質問 本県は「白鵬85の3」「百合白清2」の優れた種雄牛を保有しているが、県内における和牛の精液あるいは受精卵の流通管理はどうか。精液を譲渡する場合、適正な管理及び報告の義務があり違反すると契約解除や違約金の支払いが生じるなど、契約書に規定・記載されているが、受精卵については記載されていないのはなぜか。

また、受精卵移植に取り組む和牛の繁殖農家は増えてきているが、本事業の委託先の公益財団法人「鳥取県畜産振興協会」の現在の設備や技術者の体制(一人)では不足であり、より充実させる必要があるのではないか伺う。

麒麟獅子

【活動報告】7月30日(火)、岩美町岩井の特養「あすなろ」の納涼祭にて日本遺産の「麒麟獅子」の披露。

知事答弁 精液は県の畜産試験場で採取しているので、県の独占販売であり、契約違反の場合はペナルティを課すことができるが、受精卵の場合は県の独占ではなくペナルティを課すことができないという限界がある。

西尾農林水産部長答弁 受精卵は主に農家の牛舎で採卵し、県が直接製造ずるものではなく、譲渡契約の対象にしていなかったが、基本的に取り扱いは精液と同様の扱いをお願いしているところである。実効性のある遺伝資源の適正流通ということで、より効力性のあるペナルティ等も踏まえた条例化も視野に入れているところだ。受精卵採取体制については、余裕のある放牧場に採卵牛を預託して採卵するという方法をとって、繁殖農家の要望に応えて行きたい。

受精卵採取

【活動報告】和牛受精卵の採取。受精卵移植を希望する農家が増えており、採卵体制の充実が必要。

質問 是非「和牛王国とっとり」を目指して行きたいのだが、鳥取の和牛をアピールする場は、和牛のオリンピックとも言われる「全共(全国和牛能力共進会)」だと思う。3年後に鹿児島全共があるが、前回の宮城全共では私も見に行ったが、鳥取の出品牛は立派な成績で鳥取和牛をアピールした。鹿児島では是非、宮城を上回るような成績を収めるようしっかりと取り組んでいただきたいが、取り組み状況、あるいは意気込みを伺います。

全共

【活動報告】和牛のリンピック、H29年「全共」第11回宮城大会の様子。鳥取和牛は優秀な成績を収めた。次回R4年の鹿児島大会にも期待。

知事答弁 ゲノム育種価も活用して産肉能力を判定して行く、鹿児島の方から調教等の講師を連れてきて定期的に講習会をやる、また背筋等体型を良くして行く、等そういうことをやりながら交配を考えて行く。まだこれから本番に向けて大きな物事が動いていく時期であり、力を合わせて鹿児島全共で優秀な成績を目指して行く。

質問日:R1年6月19日(水)

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